ダメ押しの不運
おなじみ、デモンストレーター派遣のバイトのオマケ話です。
いきなりクビを言い渡された私ですが、これまでのお給料はもらわないと暮らしていけませんってことで勇気を出してお給料を貰いにいきました。
電話に出た人は優しい人だったので、「ヘヘヘッ、オッケーオッケー♪」と軽い気持ちで派遣先へ。
その日は観たい歌舞伎の演目が浅草でやっていたので、お金もらいついでに(お財布も暖かいことだし…)観に行こうと思いました。
歌舞伎観るんだったら、そりゃ着物でしょう。
ってことでいそいそと着物に着替え、いざ出発。
電話で対応してくれた人からお金を貰い、さっさと退散しようと思ったら…
「ちょっと高橋さんっ!」
でたっ、サイボーグ!(バイト②売り子その一参照)
「ちょっとこっちきて!」
やーべー、もうすでにカンカンじゃないですか…
連れて行かれたのは、私もみっちり講習を受けた、かの、大きな部屋ではないですか。
そこにはこれからマネキンさんをはじめようとしている女の子たちがいっぱいいました。
「はいっ、この間どんなふうに売ってたか、ここでやってみせて」
…なんとまぁ。
「早くっ!」
サイボーグの顔はすでに真っ赤っ赤である。これ以上怒らせるとやばいかもしれない、という野生のカンが働き、みんなの前でデモンストレーションをやることに。
あの、みなさん、……私、
着物ですよ。
怒られながらウインナーを焼く着物姿の女ってもうかなりアングラな状況じゃないですか。寺山修二のごとく不思議な空間ですよ。
見ている女の子たちはこのアングラな空気をどうしたらいいの、みたいな感じで私を固唾を飲んで見守っています。
サイボーグは相変わらずカンカンに怒りながら
「はい!こういう小さな声は悪い例ですからみなさんは大きな声で呼びかけをしましょう!」
と言いました。
なんという戒め。なんという惨めさ。
バケツを持って廊下に立たされるほうがまだマシよーっ。
…いや、それはそれでまたアングラですね。
もうかなり気分が落ち込んだので、その日は浅草に行かずそのまま帰りました。
へ・・・へへへ・・・
高橋はまた次のバイト探しの旅に出たのでした。
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コメント
初コメントです!!
とても楽しく拝見しております!!
なんだか心がちくちくしました。
私だったら、その壇上で半べそです。
そんなにサイボーグが怒っていた理由はなんだったんでしょう。何て理不尽だと思います。
純粋な笑いが今回はなんだか心持ち切なさも入り混じったエッセイ漫画だと感じました!!
毎回楽しみにしております!!更新が早くて、とても見ごたえがあっておもしろいです!!ファンです!!
投稿: ヘメル | 2007年12月 5日 (水) 01時56分
ヘメルさん>はじめまして!コメントありがとうございます!
とっても嬉しいです(ウフウフ)
そうなんですよ~、なんだか理不尽な目によく遭遇してしまう私なんですが、これも「くそぅ…ネタにするぞ…」と思って根性で耐え忍んでます(とほほ)
なんかブログの不調で画像が見れない部分もあるのですが
早々に回復させたいと思ってるので、お見苦しいとは思いますが、お付き合いをよろしくお願いいたします~。
これからもなるべく早い更新を心がけていきますので、
応援よろしくお願いします♪
投稿: 高橋あんず | 2007年12月 6日 (木) 01時00分